ノシャド・アラミヤンとは誰?
ノシャド・アラミヤンさんとは、イランを代表するベテラン卓球選手です。
2026年9月26日の愛知・名古屋アジア大会では、男子シングルス準々決勝で世界ランキング4位の張本智和さんを4-3のフルゲームで破り、一気に注目を集めました。
「世界344位の選手に張本智和さんが負けた」と聞くと、突然現れた伏兵のように感じますよね。
筆者も最初に数字だけ見たときは「344位からそんな選手が出てくるの?」と驚きました。
ところが経歴を追ってみると、ノシャド・アラミヤンさんは世界ランキング最高40位を記録し、アジア競技大会のメダルや中国トップ選手からの勝利経験もある実力者です。
世界ランキング344位という現在の数字だけでは、強さを語れない選手なんですね。
まずは、年齢や身長、出身地など基本的なプロフィールから詳しく見ていきましょう。
ノシャド・アラミヤンの年齢や身長などプロフィール
ノシャド・アラミヤンさんは1991年11月21日生まれで、2026年9月現在34歳です。
プロフィールをまとめると、次のようになります。
・名前:ノシャド・アラミヤン(Noshad Alamian)
・生年月日:1991年11月21日
・年齢:34歳(2026年9月現在)
・国籍:イラン
・出身地:マーザンダラーン州バーボル
・身長:170cm
・体重:65kg
・戦型:左シェークドライブ主戦型
・世界ランキング:344位(提供情報の2026年9月時点)
・自己最高世界ランキング:40位(2012年12月)
・弟:ニマ・アラミヤンさん
34歳のベテランでありながら、世界4位の張本智和さんと7ゲームを戦い抜いて勝利したのですから驚きます。
しかもノシャド・アラミヤンさんは、国際舞台で長く戦ってきた経験豊富な選手です。
では、同じく卓球選手として活動している弟についても見てみましょう。
イラン出身で弟ニマ・アラミヤンさんも卓球選手
ノシャド・アラミヤンさんの弟、ニマ・アラミヤンさんも卓球選手です。
兄弟そろってイラン卓球界で活躍し、ノシャド・アラミヤンさんとニマ・アラミヤンさんはダブルスを組んだ経験もあります。
2020年のITTFチャレンジ・スペインオープンでは、男子ダブルスで優勝しています。
兄弟で国際大会に出るだけでもすごいのに、一緒に優勝までしているとは、なかなか濃い卓球一家ですよね。
筆者はきょうだいと一緒に何かすると、開始10分で意見が割れそうなので、世界を相手にペアを組めるだけでも尊敬します。
ただし、兄弟のプライベートな関係性については今回の情報では確認できないため、そこは想像で広げないようにします。
そしてノシャド・アラミヤンさんを語るうえで、やはり気になるのが「世界344位」というランキングです。
世界ランキング344位でも自己最高は40位
ノシャド・アラミヤンさんの世界ランキングは、提供された2026年9月時点の情報では344位です。
一方、自己最高世界ランキングは2012年12月の40位でした。
つまり、長いキャリアを通してずっと300位台だった選手ではありません。
2018年にはアジア競技大会男子シングルスで銅メダルを獲得し、近年も2025年のWTTフィーダー・オロモウツ男子シングルスで優勝しています。
さらに2024年には当時世界4位だった中国の梁靖崑さん、2026年には世界4位の張本智和さんに勝利しています。
そのため「世界344位だから格下」とランキングだけで判断すると、ノシャド・アラミヤンさんの実力を見誤りそうですね。
では、これまでどんな選手を破ってきたのでしょうか。
経歴を時系列で追ってみます。
ノシャド・アラミヤンの経歴や戦績は?
ノシャド・アラミヤンさんは10代の頃から国際大会で存在感を示し、アジアの舞台で長く活躍してきました。
特に目を引くのが、松平健太さんや王励勤さん、梁靖崑さんなど実力者に勝利していることです。
2018年にはアジア競技大会男子シングルスで銅メダルを獲得。
2025年にはWTTフィーダー・オロモウツ男子シングルスで優勝しているため、30代になってからも結果を残しています。
今回の張本智和さん戦だけを見ると「突然の大番狂わせ」に映りますが、過去を振り返るとトップ選手を倒すだけの下地があったことが分かりますね。
それでは、若手時代から順番に見ていきましょう。
2008年に松平健太さんを破り注目される
ノシャド・アラミヤンさんが若手時代に注目を集めた出来事の一つが、2008年の世界ジュニア選手権です。
この大会で、優勝候補の一人と目されていた松平健太さんを破りました。
ノシャド・アラミヤンさんは1991年生まれなので、当時はまだ10代です。
現在のノシャド・アラミヤンさんだけを見ると「34歳のベテラン選手」という印象ですが、かなり若い頃から国際舞台で存在感を示していたんですね。
そして数年後には、中国のスター選手を相手に大きな勝利を挙げます。
2012年には中国の王励勤さんに勝利
2012年のアジアカップでは、中国の王励勤さんを破り4位となりました。
王励勤さんといえば世界のトップレベルで長く活躍した中国の名選手です。
そんな相手から勝利していることを考えると、ノシャド・アラミヤンさんが昔から一発の怖さを持っていたことが分かります。
同じ2012年には自己最高となる世界ランキング40位も記録しました。
今回の張本智和さん戦だけを切り取るより、こうした過去を知ってから試合を見るほうが「344位なのに、なぜ?」という疑問も解消しやすいですね。
その実力はアジア競技大会でも結果につながっています。
2018年アジア大会でシングルス銅メダル
ノシャド・アラミヤンさんは2018年ジャカルタ・アジア競技大会で、男子シングルス銅メダルを獲得しました。
アジアには中国や日本をはじめ卓球強豪国がそろっているため、その中でシングルスのメダルを獲得した実績は見逃せません。
さらに2022年杭州大会では、男子ダブルスと男子団体でも銅メダルを獲得したとされています。
こうして見ると、ノシャド・アラミヤンさんはアジア大会との相性もかなり良さそうですね。
そして30代になっても、トップ選手を倒す力は健在でした。
2024年には世界4位の梁靖崑さんにも勝利
2024年のサウジスマッシュでは、ノシャド・アラミヤンさんが当時世界ランキング4位の梁靖崑さんに勝利しています。
試合はフルゲームとなり、3-2でノシャド・アラミヤンさんが勝ちました。
そして2026年には、同じく世界4位の張本智和さんをフルゲームで撃破。
「世界4位をフルゲームで破る」という出来事を複数回経験しているのが面白いところです。
筆者なら一度でも大金星を挙げたら一生その話をしそうですが、ノシャド・アラミヤンさんの場合は「またトップ選手を倒したの?」という経歴になっています。
さらに2025年には、きちんとタイトルも獲得しています。
2025年WTTフィーダーでシングルス優勝
2025年にはWTTフィーダー・オロモウツの男子シングルスで優勝しています。
同大会では男子ダブルスでも2位となりました。
34歳を迎える年代になっても国際大会で優勝していることから、張本智和さん戦の勝利も過去の実績だけに頼ったものではないことが分かります。
ここまで経歴を追うと、ノシャド・アラミヤンさんを「世界344位」という一言だけで紹介するのは、ちょっともったいない気がしますね。
では、今回大きな注目を集めるきっかけとなった張本智和さんとの一戦を詳しく見ていきます。
ノシャド・アラミヤンは張本智和に勝った選手!
ノシャド・アラミヤンさんは2026年9月26日、愛知・名古屋アジア大会の男子シングルス準々決勝で張本智和さんに4-3で勝利しました。
張本智和さんは世界ランキング4位、ノシャド・アラミヤンさんは344位とされていたため、ランキングだけを比較するとかなり大きな差があります。
しかも張本智和さんは男子団体で世界1位の王楚欽さんをストレートで破るなど、好調ぶりを見せていました。
そんな日本のエースを相手に、ノシャド・アラミヤンさんは最終第7ゲームまで戦って勝利。
ここでは、フルゲームとなった試合展開と勝利の背景を見ていきます。
世界4位の張本智和さんを4-3で撃破
ノシャド・アラミヤンさんは張本智和さんとの準々決勝を4-3で制しました。
各ゲームのスコアはこちらです。
| ゲーム | 張本智和さん | ノシャド・アラミヤンさん |
|---|---|---|
| 第1ゲーム | 9 | 11 |
| 第2ゲーム | 7 | 11 |
| 第3ゲーム | 11 | 3 |
| 第4ゲーム | 6 | 11 |
| 第5ゲーム | 16 | 14 |
| 第6ゲーム | 11 | 6 |
| 第7ゲーム | 9 | 11 |
ノシャド・アラミヤンさんが最初の2ゲームを連取。
張本智和さんが第3ゲームを奪いましたが、第4ゲームは再びノシャド・アラミヤンさんが取り、ゲームカウント3-1としました。
しかし、ここから張本智和さんが反撃します。
第5、第6ゲームを連取し、勝負は3-3の最終ゲームへ。
最終的にノシャド・アラミヤンさんが11-9で第7ゲームを取り、準決勝進出を決めました。
この試合で特に印象的なのが、追いつかれた後の勝負強さです。
1-3から追いつかれても最終ゲーム11-9で勝利
ノシャド・アラミヤンさんはゲームカウント3-1から3-3に追いつかれながら、最後のゲームを11-9で勝ち切りました。
第5ゲームは14-16という大接戦。
そこを落とし、第6ゲームも6-11で奪われたため、試合の流れだけなら張本智和さんに傾いていても不思議ではありません。
それでも最終ゲームを取ったところに、長く国際舞台を経験してきたノシャド・アラミヤンさんのしぶとさを感じます。
仕事でも一度「今日は順調!」と思ったあとにトラブルが続くと、メンタルまで一緒に崩れがちですよね。
そんな状況の何倍もプレッシャーがかかる舞台で、世界4位を相手に最後の2点差を取り切ったわけです。
では、世界ランキング344位のノシャド・アラミヤンさんは、なぜ張本智和さんを倒せたのでしょうか。
世界344位が張本智和さんに勝てた理由は?
今回確認できる情報だけから、ノシャド・アラミヤンさんの勝因を一つに断定することはできません。
ただし、過去の実績から「世界344位だから実力も344番目程度」と単純に考えられないことは分かります。
ノシャド・アラミヤンさんには、主に次のような実績があります。
・自己最高世界ランキング40位
・2018年アジア競技大会男子シングルス銅メダル
・王励勤さんへの勝利経験
・2024年に当時世界4位の梁靖崑さんを撃破
・2025年WTTフィーダー男子シングルス優勝
・長年の国際大会経験
こうして並べると、「344位の選手が突然覚醒した」というより、実績豊富なベテランが世界トップ選手を倒した試合と見るほうが実態に近そうです。
さらにノシャド・アラミヤンさんには、フォアハンドの問題を抱えながら作り上げてきた独特なプレースタイルがあります。
次は、その強さの秘密にもつながるプレーの特徴を見ていきましょう。
ノシャド・アラミヤンのプレースタイルは?
ノシャド・アラミヤンさんは左シェークドライブ主戦型で、バックハンドを積極的に使う独特なプレースタイルでも注目されています。
特に知られているのが、フォアハンドのイップスに苦しみながら競技を続けてきたことです。
得意な技術が思うように使えないというのは、卓球選手にとってかなり厳しい状況ですよね。
それでもバックハンドなどの武器を生かして戦い続け、中国のトップ選手や張本智和さんまで破っています。
ここではフォアイップスとバックハンド、使用用具について紹介します。
フォアイップスを抱えながら世界で活躍
ノシャド・アラミヤンさんは、フォアハンドのイップスに苦しみながらプレーを続けてきた選手として知られています。
今回のアジア大会でもフォアドライブを打つ場面があり、SNSではフォアハンドの状態に注目する卓球ファンの投稿も見られました。
ただし、現在の症状や医学的な状態、完全に克服したかどうかについては、今回の情報から断定できません。
注目したいのは、思い通りにならない部分を抱えながらも、戦い方を工夫して世界レベルの舞台に残り続けていることです。
個人的には、この経歴を知ってから張本智和さん戦を見ると、勝利の印象が少し変わりました。
単なる「世界344位の大金星」ではなく、長年試行錯誤してきたベテランがつかんだ勝利にも見えてきますね。
その試行錯誤を象徴するのが、バックハンド中心のプレースタイルです。
バックハンドを武器にする独特なプレースタイル
ノシャド・アラミヤンさんは、バックハンドを積極的に使うプレースタイルが特徴的です。
フォアハンドに問題を抱える中、バックハンドやサービスなど自分の武器を生かして国際舞台で戦ってきました。
提供されたSNS投稿でも、「バックハンドだけで中国選手をなぎ倒してきた」といった趣旨の評価が見られます。
もちろん、実際にバックハンドだけでプレーしているわけではありません。
ただ、一般的な選手とは違う組み立てが相手にとってやりにくさにつながっている可能性はありそうです。
弱点を抱えたら終わりではなく、別の武器を尖らせて戦い続ける。
仕事でも苦手なことばかり気にしてしまいがちなので、これはちょっと見習いたくなる発想ですね。
最後に、ノシャド・アラミヤンさんの使用用具も確認してみましょう。
ラケットはビスカリアでラバーはディグニクス05
提供されたプロフィール情報では、ノシャド・アラミヤンさんはラケットにビスカリア、ラバーにディグニクス05を使用しているとされています。
・ラケット:ビスカリア
・フォア面:ディグニクス05
・バック面:ディグニクス05
・戦型:左シェークドライブ主戦型
フォアとバックの両面がディグニクス05とされています。
ノシャド・アラミヤンさんは、フォアイップスという難しさを抱えながらも独特なプレースタイルを築き、34歳になった現在もトップ選手を倒す力を見せています。
「張本智和さんに勝った世界344位って誰?」と思って調べ始めた人ほど、経歴を知ると印象が大きく変わる選手ではないでしょうか。
世界ランキング最高40位、アジア競技大会のメダリスト、王励勤さんや梁靖崑さんへの勝利、そして張本智和さんとのフルゲームでの勝利。
ノシャド・アラミヤンさんは、ランキングの数字だけでは実力を測れないイランのベテラン選手と言えそうですね。
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